【スタッフコラム】わたしとトロンボーンスライド紐(海江田 紅)
トロンボーンのスライドにつける「スライド紐」。(スライドストラップとも言います。)
トロンボーンの6ポジションや7ポジション(腕をかなり伸ばさないといけない遠いポジション)を演奏するのをサポートしてくれる強い味方です。
先週宅録の最中に、2代目スライド紐が切れてしまったので、この度3代目に新調しました!トップの写真が新たにお世話になる3代目。
わたしらしく、もちろん赤色です!
そしてこの金属パーツは初代スライド紐からずっと引き継いでいるもの。
なので、Super Red Shopで販売しているスライド紐とはパーツだけが違うんです。販売しているほうのパーツもこだわって選んだお気に入り!
トロンボーンライフが楽しくなるお手伝いができたら、と1つ1つ心を込めて制作しています!ご購入はSuper Red Shopで!
という、宣伝はさておき(笑)
わたしがスライド紐を使い始めたのは高校1年生のとき。
かれこれ15年以上!!
気づけば人生の半分をスライド紐と共に過ごしている!!!笑
ということで、わたしとスライド紐についてちょっと記してみたいと思います。
◆初代スライド紐
こちらが初代スライド紐。もっと鮮やかな水色だったはずですが、見事に色あせてますね!笑
高校1年生のとき、教育実習にいらしたトロンボーン専攻の先輩に教えていただいて、すぐに鹿児島の十字屋クロスで買いました!(今思うとよくこんなニッチなもの置いてあったなぁ...)
それからはずっとスライド紐ユーザー。
わたしは背が高いほうなので「スライド紐必要ないんじゃない?」と言われることもよくあるのですが、やっぱり7ポジは肩をぐっと入れて吹くことになるので紐があるほうが断然いいです!(もっと腕が長かったらそれこそ関係ないのでしょうが...)
件の実習生の先輩にも、「7ポジション届いてても使うとやっぱり楽になるよ」と言われたのを覚えています。ほんとその通り。
そして使い始めると、なんだかお守りのような気分にもなってきて!
念のため、屋外等で無くしてしまいそうなときだけは楽器から外していますが、
これがないと落ち着かない自分の気合いを入れる1つのアイテムとなっています。
余談ですが、スライド紐を付けていてよかったと思ったシーンの1つで忘れられないのは、大学時代オーケストラのバンダで3階客席から演奏したとき。最前列からの演奏だったため、スライドは手すりの向こう、、
(ここでスライド落としたら大変なことになる!!!!)
と手に汗握りまくりでしたが、
(大丈夫!紐付けてる!!大丈夫!!!)
と言い聞かせて自分を安心させていました。笑
初代が切れたときのTwitter。初代は11年も使っていましたね。
トロンボーンのスライドの補助用ヒモ。実は高1のときから同じものを使い続けていたのですが、ついに寿命が。お守りのような存在でした。
— 海江田 紅 (@Be_42BO) June 16, 2016
11年間(!)お疲れさまでした、ありがとう!!!
パーツは引き継いで、新品ヒモは赤! pic.twitter.com/klrKJMy6pY
◆2代目スライド紐
そして今回切れた2代目がこちら。商品化する試行錯誤前に作ったので端っこをテープで補強するということをしていなくて、見事にボソボソになってます!笑
こちらは約5年間愛用。
初代に比べて寿命が早かったなぁと思ったので、要因について推察してみました。
- 初代紐はほとんどF管付テナーバストロンボーンでの使用に対し、2代目紐はほとんどがテナートロンボーンで使っていたため、6・7ポジションでの使用頻度が高かった。
- 初代の装着時期に比べて、楽器を動かしたりのパフォーマンスが増えた上、屋外で雨に降られたり、汗だくになって演奏したりと短期間に多くのダメージが蓄積した。
なかなか過酷な環境下で健気に働いてくれました。
思えばこの紐とあちこちで演奏させていただいたなぁ。
北海道から鹿児島まで、そして海外はメキシコ、スペインと、一緒に旅してきました。
ありがとう、2代目スライド紐...!おつかれさまでした!!!
改めてスライド紐について思いを馳せてみましたが、と〜〜っても思い入れのあるアイテムです。
7ポジションを楽にしてくれるだけでなく、お守りがわりでもあり、テンションを上げてくれる存在でもあるスライド紐。
初代、2代目、ありがとう。
そして3代目、これからよろしくね!!!
(海江田 紅)